働き方コンサルの葵です。
今回は働き方でも「働く場所」についてお話します。
労働人口の低下や通勤ラッシュの緩和から、『在宅勤務』、
『テレワーク』などの言葉も一般的になってきました。
実際に在宅勤務を取り入れている会社も多いことでしょう。
在宅勤務で今まで懸念されていたことについて書いていきます。
・コミュニケーション
・仕事の効率
・残業
・セキュリティ対策
在宅のコミュニケーション
同僚や関連部署とのやり取りのコミュニケーションも、チャットやメール、電話を活用すればFace to Faceでなくても意思疎通はできるようになりましたね。
ただし、遠隔の場合のコミュニケーションは、【双方会話の目的が明確である】ことが重要かもしれません。
ブレストや企画につながるコミュニケーションの場合、ふとした会話や間から始まることも多く、そんな空間を共有できないのが遠隔のコミュニケーションです。
恋人同士でしたら、相手の間にトキメキを感じてしまうかもしれませんが、仕事の同僚ですと、「早く終わらせてくれよ・・・」と目線は他の業務のメールを読んでいたりと、モニター越しからではわからないものがニュアンスです。
そのため在宅勤務も、同僚との信頼関係が築けてから、在宅勤務を取り入れる企業も多いようです。
在宅の効率
在宅勤務の効率性は、社内の無駄な会話や電話応対が減る分、効率化はあるとされています。
ただ、長期に在宅勤務が継続すると、仕事とプライベートの境目が曖昧となり、無駄な会話がないことが逆にアダとなり、メリハリがつかず非効率となる場合もあります。
効率を求めるのであれば、目的が定められていて集中する時間が必要な場合は、効果的なようです。特にKPIもしっかり設定し、効率の見える化と、適度なコミュニケーションが在宅勤務の孤独に安心をもたらすかもしれません。
在宅時の残業
在宅時の残業のみならず、直行直帰のケースでも残業の管理や証明は難しいものです。
労働基準法32条では週40時間かつ、一日8時間を超えて労働させないことの原則的な労働時間の枠組みがあります。
ただ、在宅の場合は、就業規則で上長の承諾がないと残業できない記述がなされている場合もあります。
セキュリティ対策
在宅の場合のセキュリティ対策は、情報の持ち出しのためのハードとソフトの運用が必要です。
VPN等の仕組み、またはアクセス制限をかけた機器の利用、監視システムの導入、シンクライアントの導入、情報持ち出しの手順・許可規定など、技術的なセキュリティ対策をとることで、社員一人一人が安心して在宅勤務をすことができます。
在宅勤務を総括的に見ていくと、
・在宅勤務の場合は、KPI等業務の目的がしっかり定められている。
・勤務規定と整備がされている。
・自分でコントロールできる業務範囲である。
ことが重要かもしれません。
今回は、在宅での「働く場所」についてでした。
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