一つの企業や職種を長く勤めていると、やがてそれを続けるかそれとも転職するかという分岐点に直面します。
そして、転職の場合には、純粋に現在の勤務地から別の勤務地に移るか、それとも独立してフリーランスとして働き始めるかという分岐点にも直面するでしょう。
この双方の選択は簡単ではなく、その後の人生を大きく変える出来事ともいえます。
いざそのときになって慌てないように、まずは両者のメリットとデメリットを押さえておきましょう。
まずは純粋に別の勤務地に移る転職
この場合、他の企業などでお世話になることから、現在の勤務地よりも良い条件で、かつ即戦力として働くことが出来ます。
また、社会保障などの福利厚生のサポートを受けられるので、特に家庭を持っている場合などでは安心できます。一方で、収入のアップは期待できるものの、転職先で定められている収入以上にはならず、また地位によってすぐには任せてもらえない仕事もあるので、自由度は低いと言わざるを得ないでしょう。
次にフリーランスとして働く場合
大きなメリットはなんといっても自由度であり、人脈や能力次第では好きな仕事の内容を、自分が決めた量だけ行うことが可能になります。ほとんどの場合はベンチャー企業などの形で会社をおこすことになりますが、法律の範囲内であれば会社の定款(ルール)を自由に決めることができるし、報酬もそのまま受けとることが出来ます。
一方で、会社が負う責任は全て引き受けなくてはならず、また開業の準備や仕事以外の雑用も全て行わなければならなくなります。人脈や能力があれば必ず仕事が取れる保証もなく、万が一の際の福利厚生の効果も小さくなります。
このように、双方の具体的なメリットとデメリットを把握することは、どちらかを選ぶ際の判断材料となるだけでなく、働き始めてからも非常に大切なことばかりです。そのため、それぞれを総合的に勘案して、慎重に選ぶことが重要になります。
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